従業員の増加のためや、コスト削減のため、あるいはビジネスチャンスを広げるためなど、オフィス移転には様々な理由があります。いずれにしても、新しいオフィスを選ぶ際にポイントを外して後で後悔するようなことがないようにしたいものです。まず、オフィス選びに関しての基本ポイントとしては広さ、家賃、駅からの距離があります。オフィスの適切なスペースは従業員ひとりに対して3坪弱と言われていますが、今後の増員計画も含めて、すぐに手狭になるようなことがないようにしましょう。

駅からの距離は徒歩での時間も大切ですが、訪問相手にとって分かりやすい場所にあるかどうかも考慮に入れなければなりません。家賃は基本的に安い方が良いですが、ビジネスを成功させるためには利便性が第一なので、両者のバランスを考えながら選んでいきましょう。基本的な設備が整っている居抜き物件があれば、オフィス移転の際に内装工事費や設備購入費を浮かせることができます。そして、意外に大切なのがトイレです。

男女別になっているか、女子トイレの個室が十分あるか、清潔感はあるのかなど、そういったことが従業員の士気に関わってくる場合があります。同じように、喫煙スペースが適切な場所にあるかどうかもモチベーションに関わる重要な問題です。執務スペースと喫煙スペースが遠すぎると仕事の効率自体も悪くなってしまいます。さらに、オフィス移転を行うと、急に会議や来客が増える場合があります。

それらを想定して会議室や面談スペースを確保することも大切です。ちなみに、内見時には目的のオフィスだけではなく、同じビルの他の入社企業もチェックし、怪しげな会社がないかを確かめておきましょう。

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