オフィス移転というのは会社運営に関する費用であり、お客さんや取引先に関するものではないため、できれば少ない費用でオフィス移転にこぎ着けたいとつい考えてしまいます。また、運転資金に不安を抱えるところであればあるほど、こうしたことを強く考えます。しかし、オフィス移転費用の見積もりが格安だったからといって、その業者に任せてしまうと後でトラブルが絶えず、結果として大混乱を招くというのもよくある話なので、決して値段だけで決めてはいけません。例えば、内装工事についても、業者の下請けに安い値段で丸投げされ、その下請けの会社が質の悪い工事をしてしまい、不都合なことが連発するということもよく起こっています。
結果、その不都合を解消するためにコストと時間を費やすことになり、最初からお金をケチらずにやっておけばよかったと嘆くことになります。また、電話回線やLANケーブル設置工事などをし忘れ、あわてて業者を呼ぶハメになるケースもあります。そうなると、通常業務を行うまでにかなり時間を要することになり、細かな打ち合わせを怠ったばっかりに時間やお金をロスすることになってしまいます。こうしたことを防ぐためにも金額ではなく、どういうサービスを行い、どこが工事を担うのかなど細かなことまできっちり話ができるかどうかを基準とした方がいいでしょう。
そして、何らかのトラブルがあっても速やかに対応してくれる業者であれば、万が一トラブルが起きても被害を最小限に食い止めることができるのでそうしたところを選びましょう。